ちいさなコラム(4)公園や支援センターでのもやもや

子そだてのこと

「もやもや」「ムッ」とする自分が悩みの種だったこれまで

はじめに。
今回のコラムは筆者がこれまで抱えていた育児の(数多くあるうちの笑)もやもやが1つ、軽くなったというお話です。

お役立ちアイテムなどのご紹介はしていないため、それでもいいよという方にお読みいただけると嬉しいです!

早速ですが、わたくしまつの、実はとっても「気にしい」です。
これまでの記事からそんな気がしていた方もいらっしゃるかもしれないのですが。笑

自分の身の周りで起こることでも、「えー」と思うようなこと(マナーが悪いなあと思うことや、失礼だなあと感じるようなこと)が起こるとその時のもやもやが顔や態度に出てしまったり、その出来事をズルズルと引きずってしまったりしまう人間です。
我ながら本当に未熟でお恥ずかしいですが…。

もともと自分のことでもそうだったけれど、これが子どものこととなるとこの「気にしい」が少し過剰になってしまいやすいなと。
産まれたばかりの頃は家の中だけだった子どもの遊び場が、いわば”外の世界”である公園や支援センターに移るにつれ、そうした自覚が芽生えてきました。

たとえば。
公園で息子(ちなみにこの記事の執筆現在1歳11か月です!)がすべり台の順番待ちをしていて、うしろから他の子に抜かされてしまったとき。
その状況にもよりますが、『順番守ってね!』くらいのことはその子(知らない子です)に言ってしまうことがありました。

大人げないと思われるかもしれませんが…そうした行動を取る筆者なりの理由として。
息子が同じように他の子が順番を守っているのに抜かしてしまったとき、絶対に息子には「順番だよ!」と声をかけるようにしています。

まだ2歳にもなっていないとはいえ、おしゃべりも始まって親の言うことや大人同士の会話もよく聞いている息子。
自分には「順番を守ろう」と言うのに、他の子には言わない母を見てどう思うだろう?
混乱してしまうんじゃないだろうか?

…そうした不安から、わが子以外の子にも同じようにしなければならない、もっと言えば同じように接しているところを息子に見せないとならない、という義務感のようなものを感じていました。
同様に、そういったいわゆる”公園遊びのマナー”みたいなところをわが子に言わない親御さんに対してももやもやしたものを感じていました。

なぜわが子に”公園遊びのマナー”を守ってほしいのか?

ある休日、夫と息子と3人で近所の少し大きな公園へ行った時のこと。
まさに先ほど例に出したようなことが起きました。

息子がすべり台の階段を上っていたところ、うしろから少し大きな子が抜かすようにして先にすべり台へ。ちなみに階段は少し幅の広いもので、押しのけられたりすることはありませんでしたが。

それをすべり台の先から黙って見ているその子のお母さん。
「え、なにも言わないの?」と思ってしまいました。

夫もその場でその状況を見ていたので、あとから話を聞きました。
「ああいう時、順番を守らない子にはなにも言ったりしない?どうしたらいいと思う?」と。

夫の答えは「息子が危ない目に遭っていたらその子の母親に言うけれど、マナーを守らない子がいてもなにも言わない。」というもの。
逆に夫からも「まつのさんは何で息子に公園でマナーを守ってほしいと思うの?」と聞かれました。

お恥ずかしい話、そうした公共の場でのマナーやルールを守ることが当たり前だという意識が強いあまり、いざ正面から『なぜわが子にマナーやルールを守ってほしいのか』と聞かれたとき、はっきりとした答えを持っていないことに気づきました。

トラブルを避けるため?
それとも人に迷惑をかけてほしくないから?
ルールを守れないとそれが巡り巡って息子が損をすることがある、という気もするし…

夫が思う理由を聞いたところ、答えは
人を傷つける人になってほしくないから。」

マナーやルールというのは、その場所を自分以外の人とトラブルなく過ごすために必要なもの。
それを守らないことは周囲にいる人を蔑ろにするということ。
そうやって周りにいる人を傷つけるような人にはなってほしくない、ということでした。

親としてのスタンスを考える

夫の話を聞いていて、納得するところが大きかった筆者。
しかし2つの疑問が浮かびました。
ということでここからは夫とまつののやり取りをQ&A方式でお届けしていきます(唐突 笑)。

Q
息子がルールを守らない他の人に傷つけられてしまった時はどうしたらいいと思う?
人を傷つけないのはもちろん素晴らしいことだけど、息子が傷つけられることは仕方ないの?
A

それも大事な経験。
ルールを守らない人というのは世の中にいて、息子はこれからそういう世界へ出ていかないといけない。親がなんでも前に出ていこうとするのではなく、息子自身に経験させることも必要。
ただし何か危害を加えられて怪我をするようなことがあったら、相手の子どもではなく親御さんにそのことを伝えてしっかり話す。

Q
自分にはルールを守りなさいと言う親が、他の子にはなにも言わないことについて息子が私たちに不信感を抱くかもしれないと思わない?
A

そこまで先回りして「かもしれない」を想像し始めたらキリがないし、私たちも疲れてしまう。
息子が不安になってそれを私たちに伝えてくれた時、しっかりと「ルールを守るあなたは絶対に間違っていない。」と伝えてあげればそれでいいと思う。

特に2つ目のQは筆者がずっと気にしていたことでした。
『自分にはダメだと言うことを他の子がしているのに、お母さんは何も言わない』
これって息子にとってはかなり不安というか、「どうして?」という感覚が強いだろうなと。

それが結果的に”安全基地”であるべき母への信頼感を損なうことになってしまうかもと。
考えすぎかもしれませんが、息子と過ごす時間では常にこのことを頭の片隅に置いていた気がします。

それを夫に話したところ、上のQ&Aの通り「息子が不安に思ったら言ってくれるだろう」と。
シンプルな答えですが、筆者にとってはすごく胸に落ちたと言いますか「あ、たしかに」と思える考え方だったんですよね。

まだ2歳にもなっていないけれど、色んなことを私たち両親に伝えようとしてくれている息子。
はじめはうまく言葉にならなかったとしても、いつか自分の不安を母にもわかるように伝えてくれた時、こちらもしっかりと「あなたは間違っていない」と伝えてあげる準備をしておこうと思います。

それに、「かもしれない」だけで先回りしてしまって息子の前で起きていることを見えないようにしてしまうのは、息子の経験を奪ってしまうことになるんだなと。

今は小さなこどもでも、いずれは親が守ってあげられないところまで行ってしまうわが子。
その時に人を傷つけず、さらに自分で自分を守れるだけの力を今から少しずつ蓄えて大きくなってほしい。

そのためにこれからは『まずは見守る。助けを求められたら助ける』。
当たり前なようですがこれをモットーにしていこうと思います。

もちろんここでお伝えしたことはあくまで我々まつの家の中で出した答えで、これが誰にとっても正解だとは思いません。
それぞれが違った事情をもつたくさんの家庭がある中で、子育ての絶対の正解なんてないものなのだよなと思う日々です。

…以上、なんだか自己完結型の決意表明のようなものにお付き合いいただきありがとうございました。
子育ては本当に悩みが尽きませんが、考えすぎず頑張ってまいりましょう…!!

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