中古住宅購入を諦め、賃貸探しへ方針転換
2022年のコロナ渦で妊娠が分かり、当時都内に住んでいた私たち夫婦はいわゆる”地方移住”することを決めました。生まれてくる子も自分たちものびのび暮らしていけるようにという思いから中古一軒家を購入することを考えましたが、ご縁に恵まれず断念。
今回は、住宅購入から賃貸へ方針転換し築28年のアパートに決めるまでについて。この記事を書いている現在は実際にアパートで暮らし始めて半月ほどが経ったところです。賃貸にして良かった点/悪かった点についてもお伝えしていきたいと思います。
地方移住を決めた理由についてはこちら↓
中古住宅購入を諦めた経緯はこちら↓からお読みいただければと思います。
賃貸物件で子育てするための希望条件
私たちが賃貸物件を探すうえで譲れないと考えていた条件について。
- 2DK以上
- 窓が大きく部屋が明るい
- 1階もしくはエレベーター有
- 周辺環境(繁華街などでない)
- 駐車場あり
もともと都内で暮らしていたマンションは46.42㎡の2DKで、夫婦2人なら少し広すぎるくらいでした。「この間取りで子ども1、2人くらいなら育てられそう」と話していたので、静岡の物件はできたらもう少し広いくらいの間取りで、というイメージでした。
窓が大きい部屋を希望したのは単純に日当たりが良いほうがいいよね、ということですが、実際日当たりの悪い部屋に住んでいた時にクローゼットの服にカビが生える、布団がじめじめする等を経験したからでもあります。いくら除湿剤を設置しようともともとの間取りによる湿気には勝てませんでした…。子育てが始まればフルタイムで働いている今よりも家にいる時間が長くなるし、気持ちよく暮らすうえで日当たりは大事ですよね。
アパート・マンションの1階というのは、大学生の1人暮らしの時はむしろ敬遠していました。防犯面で不安がありますし、虫や埃も気になりやすいですよね。ですが子育てを考えた時、ベビーカーを持って子どもも抱っこして何階も階段を登れるかというとかなり難しいと思います。実際、夫の兄夫婦はお子さんが生まれてから同じマンション(エレベーター無し)の4階から2階へ引っ越したそうです。
防犯面については、戸締りに気を付けることと次の周辺環境を事前によく調べておくことで対策したいと思います。
いくら田舎とはいえ駅周辺には居酒屋やあやしげなお店が並んでいたりします。子どもが少し大きくなって友達と遊ぶようになった時、少しでもそういう危険から離れた場所のほうがいいだろうと思いました。大人にとっても、夜遅くまで外が騒がしかったり酔っ払いが多かったりするよりはそうでないエリアの方が安心して生活できますね。
移住先の市では最寄り駅まで車で15分程かかるというのが当たり前です。つまり車は生活必需品。私たちも引っ越しのタイミングで中古車を1台購入しました(このお話もまたいずれしたいな~)。物件に駐車場がない場合、近くの駐車場を契約してお金を払わなければなりません。将来的には2台車を持つ必要があると考えていたため、できたら敷地内に駐車場を2台借りられることを希望していました。
お金の話 ~衝撃!東京-静岡の家賃差について~
ここまで賃貸物件を探すうえで重視していた4つの条件をお話してきましたが、加えて何よりも大切なお金の話を。
東京都内のマンション(2DK・築25年強・駅徒歩5分強)に住んでいた時の家賃は賃料109,000+共益費5,000=114,000円。2人とも働いているとはいえ決して安くはありません。内見で気に入ってしまい、当初設定していた予算を少しはみ出して、築年数は気にしない!と割り切って決めた物件でした。
静岡で賃貸物件を探すにあたっては、家賃の上限を6万円と設定しました。まだ地域の家賃相場もよく知りませんでしたが、少なくとも東京よりも安く住めるだろうという期待を込めて。なにより、これから子育てやマイカーの購入といったこれまで家計に含まれなかったお金が必要になること、育児休業を取得して収入が減少することを考え、住まいにかかる固定費を最低限に抑えたいと考えた結果の希望額です。
そして4物件ほど内見した結果、設定金額内で希望の物件を見つけることができました。私たちが契約したアパートの条件をざっくりお伝えします。
- 家賃55,000円(共益費無し)
- 2DK(約55㎡)
- 築28年
- 駐車場2台付き(なんと無料!)
このお家賃で駐車場2台無料って、すごくないですか…。さらに引っ越しと荷物整理の期間のため、大家さんが1か月間のフリーレントを許可してくれました。引っ越しでお会いした際にはお米までいただき、これが田舎の温かさ…と自分の地元に改めてしみじみ感動してしまいました。
築年数が古い物件ってどうなの?と心配される方が多いかと思います。これについては正直なところ物件の当たりはずれがあると思うので、一概に大丈夫!とは言えません。実際、東京のマンションは築25年ほどで、水回りが古いことにはかなり苦しめられました。(汚い話ですみません)トイレの流れが悪いことがなによりつらかったですね。
築年数の古い物件は内見時に細かく立て付けや、水回りを確認するようにしてみてください。どうしても、築年数が経過していることでネジが緩んでしまったり、生活に支障はないとはいえ部屋の一部に傷がついていたりすることは増えてきます。入居後に故障することも想定されるので、万が一壊れてしまった場合はどこに連絡して誰が費用を負担するのかは入居前に不動産会社に聞いておくとトラブルを避けることができます。
築年数が古い賃貸物件のメリットとデメリット|エイブル
築28年の新居で暮らし始めて半月ほどが経ちましたが、やはりお風呂の蛇口がすぐ緩むなどのマイナートラブルはあります。そういったことがあるのを覚悟して、あとは実際に住んでみるまで分からないものかなと。でも今のところ、ここにしてよかったと思うことの方が多いですよ。
古い建物の方が部屋の間取りに対して窓の採光面が大きくつくられていたりする気がします。冒頭の希望条件でお伝えした通り日当たりを重視していたため、結果的に古い物件を気に入ることが多いんですねきっと。何より安いですし(これ大事!)。
賃貸にして良かった/良くなかったこと
【賃貸にして良かったこと】
まず、身軽であることです。
住み始めた土地は私にとってはほぼ地元ですが、夫にとってほとんど知らない土地。住んでみて合わない可能性も十分あります。それが分かった時に「じゃあ引っ越そう!」ができないのはかなりしんどいなと。ただやはり子どもが小学校に通い始めるまでに定住地を決めたいとは考えています。
【賃貸にして良くなかった(中古住宅購入&リフォームのほうが良かった)こと】
- 一軒家よりは狭い
- 隣近所との距離が近い(物音に気を配る必要あり)
- (リフォームや新築と異なり)間取りの自由が利かない
- 家賃として払ったお金は残らない(購入なら家が資産になる)
リフォームを考えていた時は間取りごとガラッと変え、水回りやキッチンも自分たちが好きなように決める予定だったので(がっつり間取り図面まで作って見積りも取っていました泣)、そこからの落差を感じなかったと言えば嘘になります。
ただ、今のアパートは間取りや面積的にもお子さんのいるご家庭が多いようで、子どもが大きい声を出すのはお互い様、という雰囲気があったのでそこは本当によかったです。
住めば都、不便なことには都度対処して、のびのび暮らしていけたらいいなと思います。とりあえず田舎は空が広くて息がしやすいというのを実感中です。
ここまでの移住編、長文にお付き合いいただきありがとうございます。次回からは妊娠中のつわりのお話やおすすめグッズetc..引き続きお読みいただけたら嬉しいです:)
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